国際結婚をめぐる話 2
「ぼくはサクランボを弁当箱につめ、それをバッグに入れて、北京駅から汽車で承徳に向かいました。
途中、心が弾んでいました。
そんな気分は久しぶりでした。
もうすぐ彼女に会えるんだと楽しみで。
お金も二千元ほど持っていました。
この間に貯めたので、彼女にやろうと思ったんです。
汽車に揺られていると、ぼくに会った時の彼女の表情まで目の前に浮かんできます。
すごく喜ぶだろうな、一緒に離宮に遊びに行こう・・・。
承徳についたのは明け方で、彼女の叔父さんの家についたのは朝の7時です。
こんな朝早くでは迷惑だろうと思ったので、8時過ぎまで表で待ちました。
ぼくの顔を見ると、叔父さんはびっくりして、彼女は来ていないと言います。
嫌な気持ちになりました。
承徳にいる彼女のほかの親戚にも当たってみましたが、誰も知らないと言うんです。
表の石の腰掛けに座っていると、ことに冷え冷えとして、その冷気が下から体の中に入り込み、胸の中にまでしみこんできます。
彼女の姉さんはぼくを騙したんだろうと思いました」。
結局彼女が来ることはなく、彼は心を傷つけられます。
国際結婚 相談所に入ってからは新しい恋人もでき、ようやく心の傷が癒されてきたようです。
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